基本情報

所属
広島大学 大学院人間社会科学研究科 准教授
学位
博士(学術)(2015年2月 東京大学)

連絡先
goa.maikagmail.com
研究者番号
10749724
J-GLOBAL ID
201001071410073610
researchmap会員ID
6000026755

これまで核・原爆にまつわる言説や表象の歴史研究をしてきました。主著は以下です。

・中尾麻伊香『核の誘惑ーー戦前日本の科学文化と「原子力ユートピア」の出現』勁草書房、2015年。

・中尾麻伊香『科学者と魔法使いの弟子ーー科学と非科学の境界』青土社、 2019年。

 

2018年に長崎大学に、2021年に広島大学に職を得て、被爆地における経験を学びながら、研究を深めています。

共編著に以下があります。

・長崎原爆の戦後史をのこす会『原爆後の75年ーー戦後長崎の記憶と記録をたどる』書肆九十九、2021年。

  

現在の主要な研究テーマは以下の通りです。

・原爆症(原爆後障害)がどのように被爆者、科学者、マスメディアによって、経験、解釈、調査、表現されてきたか、その相互作用や軋轢。

・科学と宗教が、被爆者の身体をどのように扱ってきたか。

・とりわけ離島など辺境における、被爆者の経験。

 

ここ数年、現代における核や原爆をめぐる表現に関心を寄せ、広島大学総合科学推進プロジェクト「核・原爆にまつわる表現の探究:アーカイヴズと記憶を架橋する実践」などで、さまざまなイベントを企画してきました。原爆の歴史継承のあり方について、多分野の方と協働しながら検討・実践しています。

 

制作したドキュメンタリー映画「よみがえる京大サイクロトロン(Memories of the Kyoto Cyclotron)」の上映会を各地で時折開催しています。上映会開催に関心をお持ちの方は、お問い合わせください。


論文

  21

書籍等出版物

  28

講演・口頭発表等

  49

MISC

  27

Works(作品等)

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  21

メディア報道

  9

その他

  39