MISC

2007年7月1日

GPCRのヘテロダイマー形成

日本薬理学雑誌 : FOLIA PHARMACOLOGICA JAPONICA
  • 中田 裕康

130
1
開始ページ
4
終了ページ
8
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.1254/fpj.130.4
出版者・発行元
社団法人 日本薬理学会

GPCR型プリン受容体のサブタイプの一種であるA1アデノシン受容体の精製の際,アデノシン受容体とP2受容体の特異性を併せ持つハイブリッド的タンパク質(P3LP)を見出しましたが,これが私のGPCRダイマーの研究に携わるきっかけでした.P3LPの特性を再現すべくアデノシン受容体とP2受容体のヘテロダイマーを培養細胞や組織を用いて発現させて解析したところ,いろいろ面白いことがわかってきたのです.また,その他のプリン受容体でもダイマー,もしくはオリゴマーの形成が観察されました.このようにGPCR型のプリン受容体間のダイマー形成はさまざまな様式で受容体の活性調節をつかさどることが示唆されます.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1254/fpj.130.4
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10019813176
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00198335
ID情報
  • DOI : 10.1254/fpj.130.4
  • ISSN : 0015-5691
  • CiNii Articles ID : 10019813176
  • CiNii Books ID : AN00198335

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