2008年 - 2010年
植物を用いた難分解性フェノール系汚染物資の除去システム
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 20310043
- 体系的課題番号
- JP20310043
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 17,290,000円
- (直接経費)
- 13,300,000円
- (間接経費)
- 3,990,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究は、1)高等植物におけるフェノール系環境ホルモン無毒化代謝機構を解明し、それらの代謝に機能する遺伝子を単離すること、2)1)で単離する遺伝子資源(BPA代謝鍵酵素遺伝子)を小胞輸送工学的手法を利用して植物に導入することによって、難分解性フェノール系化合物代謝能の高い植物を分子育種すること、3)上記1)2)で得られる浄化植物を水処理用水耕栽培システムに組込み、実際の廃水に含まれるターゲット汚染物質を高効率に除去できることを検証し、新規高度水処理システムとしての事業化シーズを提供することを目的とする。平成21年度は、高いBPA浄化能を有するポーチュラカから、BPA代謝を担うと考えられるポリフェノールオキシダーゼ(PPO)及びペルオキシダーゼ(PRX)をコードする遺伝子の解析を行った。これらについては、植物中の局在性が異なるアイソザイムと考えられる複数の酵素をコードする遺伝子が存在することを明らかにし、さらにその塩基配列を決定した。また、これまで研究に用いてきたポーチュラカやミニバラ以外に、サルビアが優れたBPA浄化能を有することを明らかにし、さらにその浄化特性を解析することにより、ポーチュラカに匹敵する実用性の高いBPA浄化が可能であることを示した。次年度は、これらの遺伝子がコードする酵素のタンパク質でベルでの詳細な機能解析を行い、どのアイソザイムが主にBPA代謝を担ってい...
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- ID情報
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- 課題番号 : 20310043
- 体系的課題番号 : JP20310043