名嘉山リサ

J-GLOBALへ         更新日: 18/05/14 12:06
 
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研究者氏名
名嘉山リサ
 
ナカヤマ リサ
所属
和光大学
部署
表現学部 総合文化学科
職名
准教授

研究キーワード

 
 

論文

 
海兵隊協力映画、米日琉合作映画、宣伝映画としての『戦場よ永遠に』(1960年)
名嘉山リサ
沖縄文化研究   (45) 161-197   2018年3月   [査読有り]
Rising Ryukyus? Ulterior Motives for the Production of Rising Ryukyus (1953)
名嘉山リサ
International Journal of Okinawan Studies   7 37-55   2016年12月   [査読有り]
戦後の米国による沖縄統治時代に、米国民政府(USCAR)はメディアを利用した情報教育、広報活動の一環として、ニュース映画、ドキュメンタリー映画、テレビ番組などを制作し、統治政策を沖縄住民にアピールした。『起ちあがる琉球』(1953年)は、米国民政府と琉球政府が共同で制作した「郷土紹介映画」や「移民促進映画」などと称されてきたが、他の民政府制作映像と違い、海外の沖縄の人々を対象に作られた作品で、当時民政府と琉球政府が推進していたボリビア移民政策と深く関わっている。本稿では民政府の計画移民の資...
名嘉山リサ
映画研究   (9)    2014年12月   [査読有り]
映画版『八月十五夜の茶屋』では沖縄出身の作曲家、金井喜久子が沖縄の民謡などを映画用に作曲・編曲し、小説中にみられた沖縄的要素を音楽によって復活させることに成功している。また、沖縄出身の歌手、沢村みつ子が子役・歌い手として起用され、金井編曲の歌を歌い琉球舞踊を踊るなど、映画版特有の役回りで沖縄表象に一石を投じている。さらに、京マチ子演じる芸者も、演劇版やその他のゲイシャと違い、伝統的な歌や踊りのパフォーマンスを通じて日本的要素や芸術性を体現している。本作品においてこれら3人の女性芸術家は、視...
ティーハウス・デモクラシー―ヴァーン・スナイダーの『八月十五夜の茶屋』における民主化―
名嘉山リサ
Southern Review(沖縄外国文学会)   (27) 139-155   2012年12月   [査読有り]
小説『八月十五夜の茶屋』では、沖縄住民とネイティブ化した米軍人の双方から民主的アクションが引き起こされ、オキナワ民主主義とも言える、住民のニーズに沿った、すべての住民が満足するような新たな民主化政策が展開する。ファンタジーやコメディーの背後に民主化政策のあるべき姿が表象され、植民地主義的思想の押し付けとは一線を画した物語の中で、理想的な民主主義の概念が示唆されている。
名嘉山リサ
映画研究   (4) 22-41   2009年12月   [査読有り]
『はだかの女王』と『タムタム姫』はジョセフィン・ベイカーが主演することを前提に書かれたミュージカルで、黒人女性が「エキゾチック」で「野蛮な」存在として描かれ、植民地主義的要素が随所にみられる。しかし、ダンスや歌のシーンでは、プロットやステレオタイプを越えた、抵抗を見出すことができる。スペクタクルがミュージカルに必要な要素であるだけでなく、ベイカーの複雑なペルソナや転覆的意味合いを打ち出している。

書籍等出版物

 
越境広場
名嘉山リサ (担当:分担執筆, 範囲:琉球列島米国民政府(USCAR)制作フィルムの現状について)
越境広場刊行委員会   2015年3月   
アメリカ文化55のキーワード
名嘉山リサ (担当:分担執筆, 範囲:ハリウッド―誕生から現在まで)
ミネルヴァ書房   2013年   
(全体概要)
アメリカ文化とは何か。本書は、文学作品、美術、映画、音楽など多様なメディアを介しつつ、アメリカのさまざまな〈文化〉的特徴を、「具体的なモノ・コト」という特定の視点から読み解く。
(担当部分概要)pp.244-247「ハリウッド―誕生から現在まで」
「ハリウッドの誕生」、 「ハリウッド映画の全盛期とその衰退」、「新しいハリウッド」、「映画に描かれたハリウッドと現在」、という項目で、ハリウッドの映画産業がたどって来た歴史や、ハリウッドがつくってきた作品の特徴などを学生や一般の人々...
人の移動、拡散、融合の人類史―沖縄の経験と 21 世紀への提言
名嘉山リサ (担当:分担執筆, 範囲:『八月十五夜の茶屋』における人の移動―異文化流入とオキナワ式復興)
彩流社   2013年   
(全体概要)
移民、中琉交流、越境…沖縄を基点に世界を駆け巡った人々のエネルギーは、何を生み出したのか。移動は、政治空間、社会空間、歴史空間、文化空間を形成・維持すると同時に、変化・復元させる力をもつが、これらの形成・変化の方向のあるべき姿をめぐる議論を提言する。
(担当部分概要)第18章「映画『八月十五夜の茶屋』における人の移動――異文化流入とオキナワ式復興映画」『八月十五夜の茶屋』では、人が移動することによってもたらされる新たなアイディアや、移動してきた人が触媒のようにになって物事が進...
映画の身体論
名嘉山リサ (担当:分担執筆, 範囲:ブラックスプロイテーション映画のアクション・ヒロイン― パム・グリアとタマラ・ドブソンの身体をめぐって)
ミネルヴァ書房   2011年   
(全体概要)
映画は如何に「身体」を描いてきたのだろうか。スクリーンが隠蔽/開示(イン・アウト)する身体とは、文化的・社会的に構築される差異としての「身体」に他ならない。性やジェンダーに接続する身体として、或いは国家や政治的メタファーを逆照射する表象/身体として、「身体」が包摂する領域は限りない。本書では、映画と身体をめぐる表象/言説を8つの角度から分析・考察する。
(担当部分概要)第4章「ブラックスプロイテーション映画のアクション・ヒロイン― パム・グリアとタマラ・ドブソンの身体をめぐっ...

講演・口頭発表等

 
ハリウッド初沖縄ロケ映画『戦場よ永遠に』―「海兵隊協力映画」、「米日琉合作映画」として [招待有り]
名嘉山リサ
沖縄映画研究会第1回研究発表会   2017年9月9日   
Educating the Okinawan Public through Film: The Specific Use of CIE Films and Newsreels during the Early Phase of the U.S. Occupation of Okinawa [招待有り]
名嘉山リサ
Visiting Scholar Roundtable, Issues in US-Japan Relations   2017年2月24日   The Elliot School of International Affairs, George Washington University
In 1948, three years after the establishment of the U.S. Military Government of the Ryukyu Islands, the Civil Information & Education Section of SCAP and the Reorientation Branch of the Department of the Army began to send educational films to Oki...
USCARと沖縄のテレビメディア-1970年前後 [招待有り]
名嘉山リサ
沖縄県公文書館 公文書活用講座   2015年11月21日   
サイパンから沖縄へ―『戦場よ永遠に』の映画化をめぐって― [招待有り]
名嘉山リサ
冷戦研究会 第23回例会   2015年11月14日   
USCAR-Produced Films and Okinawa under US Occupation [招待有り]
名嘉山リサ
Public Symposium: Media Cultures of Wartime and Postwar East Asia   2015年9月15日   

競争的資金等の研究課題

 
アメリカ統治下の沖縄における米国政府制作映像に関する総合的研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 名嘉山リサ
1940-60年代、東アジアの広報政策と変容する地方意識に関する国際比較研究
日本学術振興会:科学研究費補助金(基盤研究(B)): 
研究期間: 2017年4月 - 2020年3月    代表者: 貴志俊彦
冷戦期の「日米合作映画」における総合的研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2016年4月 - 2020年3月    代表者: 志村三代子
琉球列島米国民政府(USCAR)フィルムと占領下の沖縄
日本学術振興会: 科学研究費補助金(若手研究(B))
研究期間: 2013年4月 - 2016年3月    代表者: 名嘉山リサ
歪められた沖縄像―『八月十五夜の茶屋』小説・演劇・映画の比較検証
日本学術振興会: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2010年4月 - 2013年3月    代表者: 名嘉山リサ

社会貢献活動

 
USCARと沖縄のテレビメディア-1970年前後
【講師, 企画, 運営参加・支援】  沖縄県公文書館 公文書活用講座  2015年11月21日
特別企画上映会 『戦場よ永遠に』
【パネリスト, 司会, 企画, 運営参加・支援, 寄稿】  宜野座村文化のまちづくり事業実行委員会  2015年5月31日
沖縄高専地域貢献事業特別企画上映会 『ある沖縄女性の物語』
【司会, 企画, 運営参加・支援, 寄稿】  2012年7月7日 - 2012年7月14日
上映会&シンポジウム「八月十五夜の茶屋」の変遷―小説から演劇、映画の受容まで
【パネリスト, 企画, 運営参加・支援, 寄稿】  2011年9月10日
災害発生 ―そのとき私たちは―
【運営参加・支援】  沖縄工業高等専門学校 第一回生涯学習講座  2011年8月6日 - 2011年8月27日

Misc

 
比嘉松盛氏に聴く : 『戦場よ永遠に』(1960年)の撮影に参加して
名嘉山リサ
(10) 11-19   2018年3月   [査読有り]
サミュエル・H・キタムラ氏インタビュー : 米国民政府制作映像や映画とのかかわりを中心に
名嘉山リサ
沖縄工業高等専門学校紀要   (10) 21-36   2018年3月   [査読有り]
仲地清氏に聴く―『戦場よ永遠に』(1960年)に出演して―
名嘉山リサ
都留文科大学研究紀要   (87) 355-364   2018年3月
ハリウッド女優・高美衣子に聞く ―『サヨナラ』(1957年)に主演して―
志村三代子、名嘉山リサ
都留文科大学研究紀要   (86) 229-244   2017年10月
沖縄移民と「PR」、「ギフト」としての映画
名嘉山リサ
日本映画学会会報   (50) 4-8   2017年3月