共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

小児肝移植後合併症のリスク因子の検討と慢性抗体関連拒絶の病態解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
17K08756
体系的課題番号
JP17K08756
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

小児肝移植後に生じる難治性拒絶等合併症や脂肪変性等の肝組織障害と原疾患には関連性を認めた。原疾患が原因不明急性肝不全の症例では、移植後中心静脈閉塞を伴う難治性拒絶を生じる頻度が高くグラフト不全となるリスクが高かった。代謝性疾患の肝移植後にはびまん性の脂肪変性による肝障害の頻度が高いものの一過性であり、移植後拒絶を生じる頻度は低かった。
肝移植後5年以上経過した症例で抗ドナー抗体陽性且つ肝生検が施行された18歳以下の小児症例において、抗ドナー抗体陽性でBanffの診断基準による慢性抗体関連拒絶の項目を満たす症例では、診断基準項目を満たさない症例と比較して線維化進行を認めた。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K08756
ID情報
  • 課題番号 : 17K08756
  • 体系的課題番号 : JP17K08756