2009年4月 - 2014年3月
iPS細胞技術を用いた腫瘍幹細胞のリプログラミングによる小児難治性肉腫の治療開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
横紋筋肉腫細胞のリプログミニングは、現時点では達成することができなかったが、次世代シークエンサーを用いた解析では27%に遺伝子変異が認められ、さらにPAX3の転座相手遺伝子がNCOA2であることを明らかにした。臨床試験における高リスク群の3年全生存率 は70.6%であり、末梢血幹細胞移植を用いた多剤併用療法の有用性を本研究で初めて示した。中間リスク群にたいするiVAC療法の3年全生存率は86.5%で米国を凌駕する結果を得た。キメラ遺伝子陰性の胞巣型の5生率は81.5%で胎児型85.4%と差が無く、治療上新たな層別化の必要性が示された。
- ID情報
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- 課題番号 : 21249085
- 体系的課題番号 : JP21249085