2020年4月 - 2023年3月
マツ材線虫病の病理理解に資する抵抗性クロマツ樹体内の病原体の分布と増殖特性の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
本研究では、病原体マツノザイセンチュウを接種した抵抗性クロマツの樹体内における線虫の詳細な分布の経時変化の調査により、線虫非感染で再増殖可能な穂が採取できる接種後の期間などの条件を特定すること、さらに、接種線虫の詳細な分布を評価できる技術を開発することを目的としている。本年度は、複数系統の抵抗性クロマツ接ぎ木苗の主軸にマツノザイセンチュウを接種し、生存率に有意差がなかった3系統について生存苗を採取し、枝齢別にLAMP法(マツノザイセンチュウのDNA検出)による感染確認とベールマン法により抽出された個体数の調査を実施した。また、接種線虫の樹体内分布の詳細を評価できるイメージング解析の手順を整備した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K06130
- 体系的課題番号 : JP20K06130