論文

査読有り
2020年

セツキシマブ併用放射線療法後に発症した後天性血友病

頭頸部外科
  • 秋定直樹,門田伸也,波呂卓,岸野毅日人,青井二郎,林祐志,高橋紗央里,中村匡孝,上田陽子,藤崎智明

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開始ページ
395
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400
DOI
10.5106/jjshns.30.395

後天性血友病Aは,凝固第Ⅷ因子に対する自己抗体が出現し出血症状を呈する疾患である。 われわれはセツキシマブ併用放射線療法後に生じた後天性血友病Aの1例を経験した。症例は81歳,男性。20XX-5年に下咽頭癌に対しセツキシマブ併用放射線療法を施行しCRとなったが,20XX年に頬粘膜に出血を認め,後天性血友病と診断され現在治療中である。
後天性血友病の原因は様々な疾患が考えられているが,本疾患患者のうち17%は担癌状態との報告もある。悪性腫瘍治療後の患者が後天性血友病を発症した場合,再発・転移の可能性を考慮し一層注意深く経過観察を行う必要があることは,内科医のみならずわれわれ耳鼻咽喉・頭頸部外科医も留意すべきである。

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https://doi.org/10.5106/jjshns.30.395
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  • DOI : 10.5106/jjshns.30.395

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