MISC

2013年3月31日

発酵食品を利用した食生活の工夫

山口県立大学学術情報
  • 山崎 あかね
  • 澄川 朋子
  • 倉益 望
  • 田中 裕美子
  • 黒岩 遥
  • 瀬川 紀子
  • 盛岡 のぞみ
  • 三上 奈々
  • 佐々木 亜希
  • 繁田 真弓
  • 乃木 章子
  • 長坂 祐二
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開始ページ
13
終了ページ
17
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
山口県立大学

本研究では、発酵食品と野菜を利用した手軽でアレンジしやすいレシピを考案し、ヘルシークッキングを普段の食生活に取り入れることを学ぶ学習プログラムを開発した。その学習プログラムを、ダイエットを目的とした生活習慣改善セミナーにおいて実践し、その効果を検討した。対象者は、生活習慣改善セミナーに参加した13人(女性11人、男性2人で、年齢60.0±10.3歳であった。学習プログラムは、調理実習、試食、クイズ形式の情報提供で構成した。その結果、対象者の84.6%が家で作りたいという意欲を有し、実際には69.2%が調理を行っていた。また、調理を行わなかった者は30.8%であったが、その内の75%がこれから作ろうと思っていた。家庭で調理した料理の回数は、対象者の100%が「美味しい」と感じたオクラのレンジチーズ焼きが延べ30回と最も多かった。調理をした理由として「簡単」が100%、「美味しい」が66.7%と多数を占め、「健康的」と回答した者は33.3%であったことから、行動を起こさせるためには対象者にとって有益性や利便性の高い情報を提供することが重要であり、そのためにはレシピ開発側は健康面や栄養面に関することだけを考慮するのではなく、簡単に美味しく作ることができる料理を開発しなければならないと考えられた。今回の対象者は、食や健康に関心が高い集団であったため、調理実習後の家庭における調理の実施率が高いという結果が得られた。今後、食生活の改善を目標とする調理実習を開催する場合には、対象者の食や健康に対する関心度などを考慮し、尚且つ栄養バランスが良く簡単に調理できるレシピを考案した上で学習プログラムを構成する必要がある。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201302234024323388
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009556948
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12309012
ID情報
  • ISSN : 1882-6393
  • J-Global ID : 201302234024323388
  • CiNii Articles ID : 110009556948
  • CiNii Books ID : AA12309012
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000237683007

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