基本情報

所属
早稲田大学 文学学術院 准教授
京都芸術大学 芸術学部・通信教育部
東京大学 教養学部 非常勤講師
学位
博士(舞踊学)(2010年3月 ベルリン自由大学)

J-GLOBAL ID
201101017288736304
researchmap会員ID
B000003415

外部リンク

ダンス研究者、ダンスドラマトゥルク 。博士(舞踊学)。日本舞踊宗家藤間流師範名執藤間勘那恵。2007年よりドイツ学術交流会(DAAD)の支援を受けてベルリン自由大学で研究を行い、論文『踊りにおける老いの身体』で博士号取得。2010年ベルリン自由大学演劇研究所、助手。2011年より埼玉大学及びベルリン自由大学に、日本学術振興会 特別研究員(ポストドクター)として着任後、ベルリン自由大学国際研究センター「インターウィービング・パフォーマンス・カルチャーズ」のフェローとして研究を進めた。ベルリン自由大学、大阪市立大学(文学部)、京都芸術大学(通信学部)、早稲田大学(文化構想学部)、成蹊大学(文学部)、などでもダンスの教鞭をとる。

2004年からニューヨーク及びベルリン、日本でダンスドラマトゥルクの開拓者としても活躍し、ドラマトゥルギーとしてはLuciana Achugar「Exhausting Love at Danspace Project」(2006年度NYベッシー賞受賞)、砂連尾理「劇団ティクバ+循環プロジェクト」、オンケンセン ”OPEN WITH A PUNK SPIRIT! Archive Box” 、セバスティアン・マティアス ”x / groove space”などがある。2012年にベルリン、2014年に東京で、国際ダンスシンポジウム「踊りと老い」を企画・開催する。また、ダンスプログラムのキュレーション「ダンスアーカイブボックス@TPAM2016」や「ダンスのマルチプルな未来」第9回恵比寿映像祭2017のプログラムも手がける。ドラマトゥルクとしての国内外の活躍により、2017 年北米ドラマトゥルク協会エリオットヘイズ賞特別賞を受賞する。

老いと踊りの研究も並行して進め、その研究を舞台化する企画に「イヴォンヌ・レイナーを巡るパフォーマティヴ・エクシビジョン」(京都・春秋座2017)、老いた革命バレエダンサーの作品(演出・振付メンファン・ワン、烏鎮演劇祭2019)、公開ショーイング「型の向こうへ/Encountering Histories」(コラボレーター・メンファン・ワン、能楽師高林白牛口二ら2022)がある。編著にThe Aging Body in Dance (co-edit. by Gabriele Brandstetter, Routledge, 2017)、『老いと踊り』(共編外山紀久子、勁草書房、2019年)。2019年にはドイツ、ベルリン自由大学ヴァレスカ・ゲルト記念招聘教授2019/20に着任し「ダンスアーカイブボックスベルリン」をベルリン芸術アカデミーで発表。

2022年は Kyoto Experiment 京都国際舞台芸術祭に招かれ「フォーエバーポストモダンダンス」スクリーニングレクチャーを開催し、東京芸術祭では Farm-Lab Exhibiton のメンターを務めた。また2022年よりカナダの芸術文化教育施設バンフセンター・フォー・アーツ・アンド・クリエイティビティに教員として招かれ、カナダ及び国際的ダンスカンパニーの滞在制作を支えるファカルティ・ドラマトゥルクとして活躍。2024年3月日本で初めてとなるドラマトゥルク・ミーティングを京都で開催。2024年シンガポールナショナル・パフォーミング・アーツセンター・エスプラネード・オンザベイ研究滞在プログラムに招聘される。2024年4月早稲田大学文学学術院舞踊学准教授に着任。現在、ラウトリッジ社の専属契約のもとダンスドラマトゥルギーの単著を執筆中。

 


論文

  23

書籍等出版物

  20

MISC

  76

共同研究・競争的資金等の研究課題

  22

Works(作品等)

  11

主要な講演・口頭発表等

  103

その他

  9
  • 21
    2023年3月
    【ドラマトゥルク・ミーティング】ドラマトゥルクがいると何が生まれるか? 実践的思考と創造プロセスの生成 舞台芸術で活躍する「ドラマトゥルク」という仕事が知られるようになってきました。リサーチを基礎に様々な場面で活躍するこのドラマトゥルクの意義を、日本でより明確にし、次世代に伝えることが期待されています。2024年3月、第一線で活躍する国内外のドラマトゥルクによる日本で初めてのドラマトゥルク・ミーティングを開催しました。 【コラボレーター】 岡元ひかる:ダンス研究/芸術文化観光専門職大学助教 中島那奈子:ダンス研究/バンフ・センター(カナダ)ダンスドラマトゥルク 長島確:ドラマトゥルク/東京芸術祭FTレーベルプログラムディレクター/東京芸術大学准教授 ピル・ハンセン(Pil Hansen):ダンスドラマトゥルク/カルガリー大学教授/パフォーマンス・スタディーズ・インターナショナル前学会長 横山義志:ドラマトゥルク/SPAC-静岡県舞台芸術センター文芸部/ 東京芸術祭リサーチディレクター/学習院大学非常勤講師 シャーリーン・ラジェンドラン(Charlene Rajendran):アジア・ドラマトゥルク・ネットワーク共同設立者/シンガポール南洋工科大学教授 オープニング・シンポジウム 日時:2024年3月20日(水・祝)15:00~19:00 会場:京都芸術劇場春秋座ホワイエ 参加費:一般1,500円、学生1,000円 レクチャー&セミナー 日時:3月21日(木)11:00~18:30 会場:京都芸術劇場春秋座ホワイエ 参加費:一般2,000円、学生1,500円 ドラマトゥルク・ワークショップ一般公開 日時:3月23日(土)14:45開場/15:00開始(終了16:00) 会場:ロームシアター京都 ノースホール 参加費:無料 ドラマトゥルク・ミーティング プレイベント ピル・ハンセン『Performance Generating Systems in Dance:Dramaturgy,Psychology,and Performativity』を読む 日時:3月14日(木)12:30開場/13:00開始(終了16:00) 会場:ArtTheater dB KOBE(NPO法人DANCE BOX) 参加費:1,000円 プログラム ◇3月20日(水・祝) 15:00 挨拶 京都芸術大学舞台芸術研究センター長 安藤善隆教授/趣旨説明 中島那奈子 15:30 オープニング・シンポジウム 司会岡田蕗子(京都芸術大学専任講師) 全体討論、質疑応答 19:00 終了 ◇3月21日(木) 11:00~11:45 第一幕〈ドラマトゥルクが作る地平〉 横山義志「アジアにおいてドラマトゥルクは舞台芸術のコロニアルな枠組みとどう向き合えばよいのか?」 レスポンス:シャーリーン・ラジェンドラン 12:00~12:45 第二幕〈ドラマトゥルクの問いかけ〉 シャーリーン・ラジェンドラン「ドラマトゥルクの不安定な現れ 問いかけのスペースとしての傾聴」 レスポンス:渡辺美帆子(演劇作家/公共劇場職員、病気のためレスポンス内容を司会が代読) 14:00~14:45 第三幕〈ドラマトゥルクの仕事〉 長島確「ドラマトゥルクは誰のために何をした?(その1とその2)」 レスポンス:筒井潤(演出家/劇作家/公演芸術集団dracomリーダー) 15:00~15:45 第四幕〈ドラマトゥルクの理論〉 ピル・ハンセン「アーティスティック・リサーチでのドラマトゥルクのファシリテーションと倫理 実践を通して知る方法と知りえない方法」 レスポンス:中間アヤカ(ダンスアーティスト) 16:30~17:15 第五幕〈ドラマトゥルクの手法〉 岡元ひかる「創造的フィードバックのために」+岩渕貞太(ダンサー/コレオグラファー) 17:30~18:15 第六幕〈ドラマトゥルクの身体性〉 中島那奈子「静かなる立会人 ドラマトゥルクの外からの眼差し」+高林白牛ロニ(能楽師シテ方喜多流) 18:30 終了 ドラマトゥルク・ワークショップ 日時:3月23日(土)10:00開始/16時半終了 一般公開 14:45開場/15:00開始(終了16:00) 会場:ロームシアター京都 ノースホール ----------------------------------------------- URL:https://www.dancedramaturgy.org/、https://k-pac.org/openlab/11549/、https://rohmtheatrekyoto.jp/event/116084/ 主催:ドラマトゥルク・ミーティング実行委員会 共催:京都芸術大学舞台芸術研究センター 舞台芸術作品の創造・受容のための領域横断的・実践的研究拠点、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)
  • 2022年3月
    2020年をもってフェスティバルの開催を終了したフェスティバル/トーキョー実行委員会は、将来の作り手や観客に向けて過去作品の映像公開やデータベースの作成に取り組んでいます。その一環として舞台芸術のアーカイブに関して創造的な実践を行ってきたアーティストや専門家による連続トークを開催します。コロナ禍の到来を契機に舞台芸術の保存や届け方に関する議論が活発化している今、様々な創作現場の声が聞けるトークとなります。 モデレーターには、演劇やダンスの創作プロセスに深く関わるドラマトゥルクの長島確と中島那奈子を迎え、ゲストと共に舞台芸術のアーカイブの在り方や使い方について語り合います。ゲストには、劇場公演のみならず戯曲の無料公開・映像配信にも精力的に取り組む劇作家・演出家の三浦直之、数多くの舞台芸術・美術を映像に収めてきた須藤崇規、アーカイブ資料のリサーチに基づいたレクチャー・パフォーマンスを制作中のユニ・ホン・シャープ、”アーカイブボックス”を制作した伊藤千枝子と鈴木ユキオ、更には鈴木のアーカイブボックスを受け取り応答パフォーマンスを創作したベルリンの若いアーティストを迎えます。 作品や活動を未来に向けて残す試行錯誤において、彼らが向き合う様々な事柄から、舞台芸術のアーカイブについて改めてクリエイティブに考える連続トークです。
  • 2021年10月
    オーストラリアダンスシアター主催のオンラインダンスドラマトゥルギーセッションで、演出家のオンケンセンと一緒に、ダンスアーカイブボックスのドラマトゥルギーについて対談を行なった。他の登壇者は、シディ・ラルビ・シェルカウイのドラマトゥルクも務めたルー・クープ、ローザスのドラマトゥルクだったボヤーナ・スヴェイチです。ボヤーナは、振付家・ダンサーのメッテ・インガルテンと近作のThe Dancing Public.について話し、このドラマトゥルクと振付家による対話は、作品にドラマトゥルギーがどのように形や力を与えていくか、明らかにするものだった。
  • 2020年12月
    インタビュー6 老いの舞踊としての「翁」ー世界の舞台芸術から見た特異性 中島那奈子
  • 2019年3月 - 2019年3月
    共同企画者:川野恵子、山森裕毅 出演者:ぱくきょんみ 詩人、山田せつ子 ダンサー・コレオグラファー、岡元ひかる ダンス研究・批評/ダンサー。 2019年3月9日、大阪大学豊中キャンパス 全学教育総合棟I3階 341号室(COデザインスタジオ) https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/seminar/2019/03/8141
  • 2018年10月 - 2018年10月
    関連イベント トークセッション 2018年 10月13日 「わざにまつわる ダイアローグ」【2】12:50-14:10 ロベルタ・リマ 中島那奈子(ダンスドラマトゥルク) ロームシアター京都 会議室 1 https://kyoto-ex.jp/2018/events/talk-session/
  • インタビュー "舞踊研究 中島那奈子" ドイツ学術交流会 (DAAD) DAAD Letter 1(29) 32-32 2009年4月

委員歴

  16

メディア報道

  6