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2013年9月

【様々な気分障害患者を今どう治療するか】 増強・併用療法が奏効して寛解したうつ病患者のその後

臨床精神薬理
  • 白石 直
  • ,
  • 渡辺 範雄

16
9
開始ページ
1327
終了ページ
1331
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)星和書店

うつ病治療を開始しても、最初の抗うつ薬に反応する割合は約30%と言われている。寛解に至らないうつ病患者は、再燃や自殺の危険性が高く、予後が悪いため、増強・併用療法は寛解を目指した治療戦略として重要である。具体的には、他の抗うつ薬、第2世代抗精神病薬、気分安定薬、甲状腺ホルモンによる増強・併用療法を取りうる。治療についての最良のエビデンスは、無作為化比較試験Randomized Controlled Trial(RCT)とそのメタ解析meta-analysisから得られる。それらによる寛解率・反応率を改善させる強いエビデンスが存在するのは、mirtazapine、aripiprazole、olanzapine、quetiapine、risperidone、lithiumである。一方、増強・併用療法で寛解した場合、用いた他剤を継続投与すべきか否かという疑問に答えるエビデンスはまだ少ない。(著者抄録)

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