MISC

2012年8月

【不眠の臨床-精神疾患の予防・改善に向けて-I】 うつ病不眠に対する行動療法と日常診療への応用

精神科治療学
  • 白石 直
  • ,
  • 渡辺 範雄

27
8
開始ページ
1035
終了ページ
1040
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)星和書店

不眠はうつ病治療後の残遺症状として最多である。残遺症状としての不眠も単体で再発の危険因子となるため、積極的に治療すべきである。筆者らの研究グループでは、十分な薬物療法後も難治性の不眠・抑うつが残るうつ病患者に対して原発性不眠の認知行動療法(CBT)を基礎として開発した短期睡眠行動療法を通常治療に追加する併用療法の効果を無作為割り付け対照試験(RCT)で検証し、不眠のみならず抑うつも改善させることを示した。しかし、短期と言えども、個人精神療法をすべての適応のある不眠患者に提供することは、医療資源などの面から困難であり、軽症〜中等症の原発性不眠には、セルフヘルプ本やインターネットによる低強度精神療法の活用が現実的である。(著者抄録)

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