MISC

2010年7月

長期間にわたり無動機症候群と考えられる状態を呈したアルコール依存症の臨床特徴について

アディクションと家族
  • 奥田 正英
  • ,
  • 田中 沙弓
  • ,
  • 根木 淳
  • ,
  • 片岡 都
  • ,
  • 水野 将己
  • ,
  • 原 孝
  • ,
  • 白石 直
  • ,
  • 大草 英文
  • ,
  • 田中 雅博
  • ,
  • 三和 啓二
  • ,
  • 水谷 浩明

27
1
開始ページ
32
終了ページ
39
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)IFF出版部ヘルスワーク協会

アルコール依存症のために当院で社会復帰プログラムを実施し、無動機症候群(AMS)を呈した10症例について精神医学的に検討した。その結果、(1)AMSは平均6.1年継続し、ICD-10にて残遺性および遅発性精神障害と診断された。(2)抑うつを伴うアルコール依存症や一般のアルコール依存症と比較して、AMS群は、入院直前の1日アルコール摂取量が平均149.1gと大量であり、うつ病の重複病名が多く、抗うつ剤や抗精神病薬が使用されたが治療抵抗性を示したが、特定の器質性・機能的変化や性格・環境要因を示さず多重嗜癖が認められた。(3)臨床心理学的にうつ病の自己評価が高く、統合失調症の評価尺度では要請尺度が低かった。

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