MISC

2010年2月

パニック障害の認知行動療法中にparoxetineを減量すると知覚変容を伴う精神病症状を呈した1例

精神医学
  • 白石 直
  • ,
  • 渡辺 範雄
  • ,
  • 野口 由香
  • ,
  • 古川 壽亮

52
2
開始ページ
187
終了ページ
189
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11477/mf.1405101576
出版者・発行元
(株)医学書院

2年前に自動車運転中にパニック発作が出現し、以後様々な場所でパニック発作を繰り返し、2回/日となった37歳女性症例について検討した。Benzodiazepine系薬剤の漸減・中止、paroxetineの20mg/日への増量を行い、全10回のパニック障害の認知行動療法(CBT)を行った。CBT開始時のPanic disorder severity scale(PDSS)は10点であった。経過中、paroxetineを10mg/日に減量すると精神症状が出現した。Paroxetine 10mg/日に加え、paroxetine 10mg/日を頓服として処方したところ、知覚変容を伴う幻覚症状は消失した。CBT終了時のPDSSは2点となった。そのため、再びparoxetineの漸減を試みたが、頭痛の増悪を認めた。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)によるdiscontinuation syndrome(DS)であった可能性が考えられた。SSRIの漸減・中止を行うべきであると思われた。

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DOI
https://doi.org/10.11477/mf.1405101576

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