2020年
歯科矯正材料の近年の進化と未来展望
日本歯科理工学会誌
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- 巻
- 39
- 号
- 2
- 開始ページ
- 155
- 終了ページ
- 161
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.18939/jsdmd.39.2_155
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本歯科理工学会
<p>Dr. E. Angleによって考案されたマルチブラケット装置は,これまでの約100年間で,原材料,デザインおよび適用方法について進化を遂げてきた.本装置による治療では,エナメル質の脱灰を防ぐためにフッ化物等が添加されたブラケット用接着材料やエラスティックリガチャーが用いられるが,それらの臨床的有効性については不明な点が多い.近年の歯科矯正治療では,アンカースクリューやミニプレートを用いたスケレタルアンカレッジの概念や治療過程に添ったセットアップ模型と熱可塑性樹脂から作製されるマウスピース型矯正装置(アライナー型矯正装置)も利用されるようになった.また,口腔内スキャナによる光学印象やコーンビームCTによる三次元情報を利用して作成するカスタムメイドタイプの装置も利用されるようなった.</p>
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.18939/jsdmd.39.2_155
- ISSN : 1884-4421
- CiNii Articles ID : 130007873345
- CiNii Books ID : AA12452694