2009年 - 2011年
悪性神経膠腫における新規癌幹細胞マーカー同定と分子標的治療への試み
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
悪性神経膠腫において腫瘍幹細胞に特異的な新規細胞表面マーカーCD166/ Activated leukocyte cell adhesion molecule(ALCAM)を同定することで腫瘍幹細胞を純化および濃縮する技術を確立した。さらに、細胞生物学的な解析を行い、この分子の悪性神経膠腫における機能的役割について解析したところ、ALCAMは悪性神経膠腫において腫瘍浸潤や腫瘍血管新生などの治療抵抗性獲得に関係し、予後不良因子として働いている可能性が示唆された。特にsoluble ALCAMを治療標的とする可能性が検討されるべきであると考えられた。
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- 課題番号 : 21591870
- 体系的課題番号 : JP21591870