2019年4月 - 2024年3月
健康政策を効果最大化と格差縮小の両軸で評価するためのツール開発:肺がんを事例に
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A) 基盤研究(A)
肺がんの自然史を表現するマイクロシミュレーション(MS)モデルの構築に向けた基礎的な資料収集及び肺がん自然史の検討を行った。年度初めの研究集会においては、これまでの国内外の研究について情報共有し、研究計画を確認した。
A. MSモデルの構築:米国CISNETの先行研究の肺がん自然史モデルを参考に、日本版肺がん自然史モデルの作成に着手した。米国CISNETの肺がんグループ会議にも出席し、本研究プロジェクトの概要を発表した。同グループの代表者であるMeza氏と情報共有および意見交換を行った。Meza氏のグループのモデルの枠組の概要をメンバー内で共有した。カナダ統計局の浅川氏の来日時に、カナダでの取り組みを班員と共有した。
B. 予防(たばこ対策の効果): CISNETにおける喫煙率シミュレーションSmoking Generator Modelの枠組についてメンバー内で共有した。国民生活基礎調査、コホート調査などのデータ利用申請の準備を行った。
C. 検診(胸部X線検査、低線量CT検査の効果):CISNETのモデルにおける検診パートについての枠組を共有した。国民生活基礎調査などのデータ利用申請の準備を行った。
D. 治療(分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤等の普及の効果):過去~現在までの肺がん治療およびその効果の変遷を性別・年齢階級別・組織型別・分子マーカー別に検討するために、がん登録データやレセプトデータの利用申請を行うための準備を行った。ロンドン大学熱帯医学校の梶原氏により、がんの生存率の格差におけるMediation Analysisについて情報提供を受けた。
E. 健康格差:現在の日本における肺がんアウトカムや喫煙率・検診受診率の格差について、人口動態統計、がん登録資料、国民生活基礎調査等の公的統計を用いて分析し、基礎データとするためのデータ利用申請の準備を行った。
A. MSモデルの構築:米国CISNETの先行研究の肺がん自然史モデルを参考に、日本版肺がん自然史モデルの作成に着手した。米国CISNETの肺がんグループ会議にも出席し、本研究プロジェクトの概要を発表した。同グループの代表者であるMeza氏と情報共有および意見交換を行った。Meza氏のグループのモデルの枠組の概要をメンバー内で共有した。カナダ統計局の浅川氏の来日時に、カナダでの取り組みを班員と共有した。
B. 予防(たばこ対策の効果): CISNETにおける喫煙率シミュレーションSmoking Generator Modelの枠組についてメンバー内で共有した。国民生活基礎調査、コホート調査などのデータ利用申請の準備を行った。
C. 検診(胸部X線検査、低線量CT検査の効果):CISNETのモデルにおける検診パートについての枠組を共有した。国民生活基礎調査などのデータ利用申請の準備を行った。
D. 治療(分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤等の普及の効果):過去~現在までの肺がん治療およびその効果の変遷を性別・年齢階級別・組織型別・分子マーカー別に検討するために、がん登録データやレセプトデータの利用申請を行うための準備を行った。ロンドン大学熱帯医学校の梶原氏により、がんの生存率の格差におけるMediation Analysisについて情報提供を受けた。
E. 健康格差:現在の日本における肺がんアウトカムや喫煙率・検診受診率の格差について、人口動態統計、がん登録資料、国民生活基礎調査等の公的統計を用いて分析し、基礎データとするためのデータ利用申請の準備を行った。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19H01076
- 体系的課題番号 : JP19H01076
この研究課題の成果一覧
絞り込み
講演・口頭発表等
3-
第64回日本社会医学会総会 2023年7月30日
-
日本癌学会 2021年10月1日 招待有り
-
日本計算機統計学会 2021年6月4日 招待有り