論文

査読有り
2021年7月25日

「着装装束から見る中世神社神事の特色」

『神道宗教』
  • 加瀬直弥

263号
開始ページ
p1
終了ページ
p23
出版者・発行元
神道宗教学会

南北朝期までに成立したと見られる各地の神社の年中行事書から、神職装束の着装状況を確かめ、束帯が用いられる神事の共通した特色を指摘した。具体的な指摘点は、朝廷の祭使差遣の神事であっても、束帯着装の局面は一部の祭儀に限られていたこと、律令祭祀は朝廷との直接的な接点がなくとも束帯着装の局面があったこと、節日神事は元旦を除き、束帯着装の事例が少なかったこと、等である。

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