2017年4月 - 2020年3月
琵琶湖におけるプランクトンとウイルスの過去100年にわたる相互作用解明への挑戦
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は世界有数の古代湖、琵琶湖がこの100年間で宿主プランクトンと寄生者がどのように変化してきたのかを堆積試料を用いて明らかにすることを目的としている。解析結果から、琵琶湖はこの100年でプランクトン相に大きな変化が2回生じ、1回目が富栄養化した1970年代、2回目が現在にかけての時期であることが判明した。変動要因について解析を進めた結果、気象条件、人為的活動に関連した環境条件の変化や生物同士のつながりを介しての影響が明らかとなってきた。寄生者についてもウイルス叢が時期により変化することを見出した。つまり琵琶湖は自然・人為的環境変化と共に生物相も変化し、現在も大きな転換点にあると推察された。
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- 課題番号 : 17K00528
- 体系的課題番号 : JP17K00528
この研究課題の成果一覧
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論文
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Science of The Total Environment 788 147913-147913 2021年5月 査読有り
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Journal of Pollution Effects & Control 9 283 2021年3月 査読有り
講演・口頭発表等
2-
日本生態学会第66回全国大会
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第66回日本生態学会大会