基本情報

所属
大阪大学 大学院人文学研究科 講師
学位
博士(京都大学)

連絡先
miki.nayuta.hmtosaka-u.ac.jp
研究者番号
40727088
J-GLOBAL ID
201401008760825963
researchmap会員ID
B000236727

she/her(they/themも可)

 

郵便物は豊中キャンパスの文学部へお願いします。(「人文学研究科」宛だと別の建物に誤送されることがあります。)

2013年3月 京都大学大学院文学研究科博士課程 指導認定退学
2015年9月 博士(文学)取得(京都大学)

専門は現代分析哲学、言語哲学、特にP. グライスやその影響下にある意図基盤意味論の論者たちによる話し手の意味(speaker meaning)の分析。そのほかに、形式意味論、語用論、心の哲学などに関する論文がある。単著『話し手の意味の心理性と公共性』にて、グライスの意図基盤意味論を批判し、話し手の意味の理論と共同行為論を結びつけることによる新たなコミュニケーション・モデルを提案している。

現在は、共同行為論的観点から話し手の意図や信念、目的などには還元できないコミュニケーションがいかに生まれてくるかを考察するとともに、それによっていかにしてコミュニケーション特有の暴力の形態が生じるのかを論じようとしている。

『群像』誌上で「言葉の展望台」を、ウェブメディアRe: Ronで「ことばをほどく」を連載中。


経歴

  11

委員歴

  11

論文

  24

MISC

  82

書籍等出版物

  9

講演・口頭発表等

  59

担当経験のある科目(授業)

  6

共同研究・競争的資金等の研究課題

  5

メディア報道

  10

その他

  7
  • 2016年2月 - 2016年2月
    2016年度の京都大学におけるプレFDプログラムを修了.アクティヴ・ラーニングを含む教育手法に関する研修を受けた.
  • 2011年3月 - 2012年2月
    米カーネギー=メロン大学に派遣され、比喩と推量の形式意味論に関する研究をおこなった。
  • [一般書評・紹介]川原繁人(2024)「書評 自分事としての、あまりに自分事としての哲学」、『群像』2024年3月号550-551頁
  • [一般書評・紹介]『婦人公論』2022年12月号「なぜ相手に上手く伝わらないのか。会話や言葉のすれ違いを、豊富な実例を使い哲学者がひもとく~『言葉の展望台』【サンキュータツオが読む】 【書評】『言葉の展望台』著◎三木那由多」(*誤字ママ) [一般書評・紹介]瀧井朝世「文字から栄養 よりすぐり読書日記」、『クロワッサン』2022年11月25日号
  • [一般書評・紹介]『中央公論』2022年7月号BookClip [一般書評・紹介]図書新聞「上半期読書アンケート」2022年7月30日号(評者:奥間埜乃) [一般書評・紹介]図書新聞 2022年8月13日号(評者:長友敬一)
  • [学術書評]山泉実(2024)「書評『会話を哲学する:コミュニケーションとマニピュレーション」, 56(2), 107-110 [学術書評]北村一真, & 八島純. (2023). 『会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション』. 彦根論叢, (435), 080. [一般書評・紹介]朝日新聞2022年11月29日「売れてる本」
  • [学術書評]Sakai, T., & Kinoshita, S. (2020). "To Commit, Not to Commit, or to Commit to Not Committing: Review Article of Nayuta MIKI (2019)". 東京大学言語学論集= Tokyo University linguistic papers (TULIP), 42, 195-222. [一般書評・紹介]清塚邦彦. (2020). 書評 三木那由他 『話し手意味の心理性と公共性』(勁草書房). 図書新聞, 3466, 3-3.