2020年4月 - 2023年3月
看護系大学院生のための英文要約作成支援アプリの実効性の検討と公開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究は、英文要約作成システムの構築により、看護系若手研究者の研究公表支援、看護系大学院英語教育の補足、さらには利用の拡大や定着により見込まれる波及効果として、看護学研究の発展への寄与を行うことを目的としたプロジェクトの一環として位置付けられている。令和2年度は、先行研究において制作したシステムの実効性の確認の第1段階、すなわち、タブレット機器に搭載した英文要約作成システムの試行、並びにアンケート調査によって、その結果から、システムに盛り込まれた内容、及び操作性を検討し、実効性の確認と改善版の作成を行うこととしていた。
しかしながら、新型コロナウィルス禍の影響を受け、計画を変更せざるを得なかった。試行のアンケートの対象者は、医療に従事しながら学ぶ大学院生、また、看護系大学教員の若手研究者であり、新型コロナウィルス禍への対応に最も追われていた職種であった。このシステムの試行は十分な使用期間を必要とするため、試行、及びアンケートの依頼は控えなければならない状況であった。また、研究代表者、研究分担者にあっても、大学で教鞭を取っているため、コロナ禍の中の教育形態への対応に時間を割く必要があったことも加わり、実行不可能な計画は次年度以降に持ち越し、可能な範囲の内容を実施することとした。
従って、令和2年度は、システムの試行、及びアンケート調査の内容や必要文書の確認、再検討を行い、試行、調査と並行して行うこととしていたシステムの英文法部門の拡充を行う年度とした。システムは、英文要約作成部門と作成時に参照できる英文法部門から構成されており、英文法部門については、使用者が英文要約を自立して作成できる能力を培うことを目標に、追加項目を検討して部門を再構築し、教育的側面の充実を図ることを目指した。また、学会活動が正常化した際の公表のため、実行できた部分に関するデータ等を整理した。
しかしながら、新型コロナウィルス禍の影響を受け、計画を変更せざるを得なかった。試行のアンケートの対象者は、医療に従事しながら学ぶ大学院生、また、看護系大学教員の若手研究者であり、新型コロナウィルス禍への対応に最も追われていた職種であった。このシステムの試行は十分な使用期間を必要とするため、試行、及びアンケートの依頼は控えなければならない状況であった。また、研究代表者、研究分担者にあっても、大学で教鞭を取っているため、コロナ禍の中の教育形態への対応に時間を割く必要があったことも加わり、実行不可能な計画は次年度以降に持ち越し、可能な範囲の内容を実施することとした。
従って、令和2年度は、システムの試行、及びアンケート調査の内容や必要文書の確認、再検討を行い、試行、調査と並行して行うこととしていたシステムの英文法部門の拡充を行う年度とした。システムは、英文要約作成部門と作成時に参照できる英文法部門から構成されており、英文法部門については、使用者が英文要約を自立して作成できる能力を培うことを目標に、追加項目を検討して部門を再構築し、教育的側面の充実を図ることを目指した。また、学会活動が正常化した際の公表のため、実行できた部分に関するデータ等を整理した。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K10579
- 体系的課題番号 : JP20K10579