橋口誠志郎

J-GLOBALへ         更新日: 19/03/17 08:32
 
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研究者氏名
橋口誠志郎
 
ハシグチ セイシロウ
eメール
hirune8_11neyahoo.co.jp
所属
教育委員会
職名
公立学校スクールカウンセラー
学位
修士(臨床心理学)(桜美林大学), 修士(教育学)(東京大学)

プロフィール

1973年4月,熊本県人吉市生まれ。2007年からスクールカウンセラーとして勤務し始めました。臨床心理士資格を取得した後,神奈川県,東京都,埼玉県で小学校,中学校,高等学校(全日制・定時制),小中一貫校,中高一貫校で勤務してきました。あまり研究はやってきませんでしたが,細々と(1)共同体感覚,(2)勇気,(3)完全主義,と心理的な適応・不適応との関連を検討してきました。現在は想像力と道徳性の関連をこれまた細々と研究しています。

経歴

 
2005年7月
 - 
2007年3月
神奈川県立相原高等学校スクールアドバイザー
 
2007年4月
 - 
現在
神奈川県スクールカウンセラー
 
2007年4月
 - 
2017年3月
東京都公立学校スクールカウンセラー
 
2013年4月
 - 
2015年3月
埼玉県スクールカウンセラー
 
2013年4月
 - 
2014年3月
早稲田大学人間科学部eスクール教育コーチ
 
2014年4月
 - 
2017年3月
東洋学園大学非常勤講師
 
2019年4月
 - 
現在
東京都公立学校スクールカウンセラー
 

学歴

 
1989年4月
 - 
1992年3月
熊本県立人吉高等学校(理系コース)  
 
1992年4月
 - 
1993年3月
代々木ゼミナール熊本校(熊本大学理系コース)  
 
1993年4月
 - 
1996年3月
自宅浪人  
 
1996年4月
 - 
2000年3月
中央大学文学部文学科英米文学専攻  
 
2002年4月
 - 
2005年3月
桜美林大学大学院国際学研究科臨床心理学専修修士課程  
 
2010年4月
 - 
2012年9月
筑波大学大学院人間総合科学研究科心理専攻修士課程 中退  
 
2017年4月
 - 
2019年3月
東京大学大学院教育学研究科基礎教育学専修修士課程  
 
2019年4月
 - 
現在
東京大学大学院教育学研究科基礎教育学専修博士課程  
 

Misc

 
『オズの魔法使い』―自己肯定へ至る過程の象徴としての物語―
橋口誠志郎
卒業論文(中央大学)    2000年
自我同一性地位とストレス対処―PFスタディを用いて―
橋口誠志郎
修士論文(桜美林大学)    2005年
小・中学生における完全主義と適応・不適応の関連
橋口誠志郎
修士論文(筑波大学)*未完成      2012年9月
アダム・スミスの道徳哲学における想像力と道徳の一般的規則
橋口誠志郎
修士論文(東京大学)    2019年

その他

 
2006年4月   臨床心理士
公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会:登録番号14971
2019年2月   公認心理師
一般財団法人 日本心理研修センター:登録番号235

委員歴

 
2013年12月
 - 
現在
日本学校メンタルヘルス学会編集委員  文献校閲担当
 
2017年4月
 - 
現在
日本学校メンタルヘルス学会編集委員  アクションエディター
 

論文

 
『オズの魔法使い』―自己肯定に至る過程の象徴としての物語―
橋口 誠志郎
中央大学文学部英米文学研究   18 16-23   2000年10月
オズの魔法使いを自己肯定に至る過程の象徴としての物語として仮定し,アドラー心理学の枠組みを用いて解釈した。自己否定的であった主人公のドロシーが,旅をしていく中で,思考の象徴としての案山子,感情の象徴としてのブリキの木こり,行動の象徴としてのライオン,のそれぞれに出会って,障がいを共に乗り越えていくなかで,ドロシーに思考,感情,行動が蘇り,ドロシーが自己肯定に至ったと結論づけた。
小学校(中・高学年)用共同体感覚尺度作成の試み―中核信念に焦点をあてて―
橋口 誠志郎
学校メンタルヘルス   15(2) 286-291   2012年1月   [査読有り]
小学生用の共同体感覚尺度を作成することを目的とした。調査協力者は小学校3年生から6年生の134名であった。暫定版20項目に対して因子分析を行った結果,想定通り2因子が抽出された。第1因子は共同体感覚的他者スキーマ因子(α = .87),第2因子は共同体感覚的自己スキーマ因子(α = .77)であった。両尺度得点は自己価値尺度得点と正の関連,抑うつ尺度得点と負の関連を示した。信頼性と妥当性を備えた尺度が作成された。
小学生を対象とした共同体感覚と適応・不適応との関連―共同体感覚スキーマ,自己価値及び抑うつに着目して―
橋口 誠志郎
学校メンタルヘルス   16(2) 182-189   2013年1月   [査読有り]
個人心理学におけるカウンセリングモデルを検証することを目的とした。調査協力者は小学校3年生から6年生の134名であった。媒介分析の結果,共同体感覚的自己スキーマは共同体感覚的他者スキーマを媒介して自己価値と正の関連を示した(部分媒介)。一方,共同体感覚的自己スキーマは共同体感覚的他者スキーマを媒介して抑うつと負の関連を示した(完全媒介)。したがって個人心理学のカウンセリングモデルは支持された。
小学生における共同体感覚と生活満足感との関連
橋口 誠志郎
学校メンタルヘルス   18(2) 153-156   2015年1月   [査読有り]
共同体感覚と生活満足感の関連を個人心理学のカウンセリングモデルにおいて検証することを目的とした。調査協力者は小学校3年生から6年生322名であった。媒介分析の結果,共同体感覚的自己スキーマは共同体感覚的自己スキーマを媒介して生活満足感と正の関連を示した(完全媒介)。したがって個人心理学のカウンセリングモデルは共同体感覚と生活満足感の関連において成立することが示唆された。
共同体感覚スキーマと生活満足感に関する縦断研究―小学生を対象として―
橋口 誠志郎
学校メンタルヘルス   19(2) 192-196   2016年1月   [査読有り]
共同体感覚と生活満足感の影響関係を縦断調査によって探索的に検討することを目的とした。調査協力者は小学校3年生から6年生218名であった。初回調査は2学期,追加調査は3学期であった。交差遅延モデルでは共同体感覚と生活満足感に関連はみられなかった。一方,同時効果モデルでは共同体感覚と生活満足感に双方向の正の関連がみられた。したがって共同体感覚と生活満足感には双方向の影響関係があることが示唆された。
橋口 誠志郎
応用心理学研究   43(2) 156-157   2017年11月   [査読有り]
先行尺度は信頼性と妥当性は備えているものの効率性が低いという問題点を克服するため1項目版の共同体感覚尺度を作成することを目的とした。調査協力者は大学生240名であった。2回の調査に参加したものは126名であった。1項目版共同体感覚尺度は青年版共同体感覚尺度,ポジティブ情動尺度と正の関連を示した。一方,主観的幸福感尺度とは関連がみられなかった。したがって信頼性と一定の妥当性を備えた尺度が作成された。
橋口 誠志郎
桜美林大学心理学研究   8 49-56   2018年3月
調査協力者は3大学の学部生140名であった。共同体感覚認知尺度暫定版を因子分析した結果,仮説通り貢献への決心と他者への関心の2因子構成であった。貢献への決心は自己受容を除く全ての尺度と有意な正の相関を示した。一方,他者への関心は,自己受容と主観的幸福感を除く全ての尺度と有意な正の相関を示した。信頼性と一定の妥当性を備えた共同体感覚認知尺度が作成された。
橋口 誠志郎
応用心理学研究   44(1) 64-69   2018年7月   [査読有り]
制御困難性を反映した完全主義尺度を作成することを目的とした。調査協力者は小学校4.5.6年生,中学校1,2,3年生747名であった。因子分析の結果,想定通り完璧志向因子,完璧さへの懸念因子の2因子構成であった。それぞれ良識性尺度,失敗恐怖尺度,遂行接近目標志向尺度,遂行回避目標志向尺度との関連を検討した。その結果,信頼性と一定の妥当性を備えた尺度が作成された。

講演・口頭発表等

 
【自主シンポ】 現代日本におけるアドラー派による臨床心理学的援助活動-アドラー心理学の現代的意義と可能性を探る
鈴木 義也・橋口 誠志郎・会沢 信彦・青沼 眞弓・深沢 孝之
日本心理臨床学会第27回大会   2008年   
【自主シンポ】 学校カウンセリングの現状
橋口 誠志郎 他
桜美林大学大学院臨床心理学会第1回大会   2013年   
【自主シンポ】 教育と臨床における共同体感覚の意義
向後 千春・橋口 誠志郎・高坂 康雅・服部 弘子・赤坂 真二・鈴木 義也
日本教育心理学会第55回総会   2013年   
小学生用勇気尺度作成の試み
橋口 誠志郎
日本学校メンタルヘルス学会第16回大会   2013年   
不完全である勇気尺度作成の試み
橋口 誠志郎
日本学校メンタルヘルス学会第17回大会   2014年   

書籍等出版物

 
児童心理12月号臨時増刊―子どもを勇気づける心理学―
諸富 祥彦(編) (担当:分担執筆, 範囲:Book Guide 教育困難な子どもたち アルフレッド・アドラー著 岸見 一郎訳)
金子書房   2008年12月   
アドラーは,書籍の中で学校の課題は自立して働き続け自分の課題を自分の問題としてみることができる人間を育てることであると述べていることを紹介した。また同じく学校の課題として家庭で他者に関心を持つように訓練されてこなかった児童に対して,他者に関心を向けるように訓練することであるとも述べていることも紹介した。
深沢 孝之(編) (担当:分担執筆, 範囲:高等学校におけるアドラー心理学のスクールカウンセリング)
アルテ   2015年12月   ISBN:4434213644
高等学校においてスクールカウンセラーが生徒にカウンセリングを行うさいに,どうカウンセリングを進めていくのか,その概略と具体的な技法を紹介した。また,スクールカウンセラーは学校の職員であるため,他の教職員との連携が大切であり,そういった側面が開業カウンセラーとの相違点であることも記述した。最後に他者と協力するという資質をアドラー心理学に基づくクラス会議で育成できる可能性がある。
八巻 秀, 鈴木 義也, 深沢 孝之, 会沢 信彦, 赤坂 真二, 岩宮 恵子, 川上 ちひろ, 丹 明彦, すぎむら なおみ (担当:分担執筆, 範囲:SCのためのアドラー心理学―古くて新しいアドラー心理学を学校現場で活かすために―)
遠見書房   2016年2月   ISBN:4866160063
現在の学校教育においてアドラー心理学的な関わりがどう学校教育に活かせるかを記述した。教育基本法に記載されている教育の目標である社会の形成者を育成するという点において,アドラー心理学が提唱する共同体感覚という概念が社会の形成者の資質として有用であるという論を立てた。公教育の目標とアドラー心理学の目標は一致しており,公教育の中でもアドラー心理学が有効である可能性がある。
深沢 孝之(編) (担当:分担執筆, 範囲:アドラー心理学的観点から中学生を援助する)
アルテ   2017年11月   ISBN:4434239635
思春期・青年期の中でも中学生に焦点を充てて記述した。中学生は小学生と比べてやるべきことが多くなり,ライフタスクの困難度が上がる。しかし,まだ前頭葉における自己コントロールの機能が十分に発達を遂げていないため身体的成長と心理的成長がアンバランスになる可能性もある。アドラー心理学の主体論の中学生への適用に関しては自己コントロールの面からは少し「大目に見る」視点も大事になってくると考えられる。
指導と評価
特集「育てる」という不登校支援 (担当:分担執筆, 範囲:生きる意欲を育てるーアドラー心理学の観点からー)
日本図書文化協会   2018年8月   
不登校児童生徒の生きる意欲を育てるには、アドラー心理学的観点で考えると勇気づけ的な対応が重要となる。勇気づけとは、①私は能力がある、②人々は仲間だ、という考え方をもってもらう対応である。また共同体感覚、すなわち「相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じ」ながらかかわることが大切である。そのような中で日々を協力しながら暮らすことが生きる意欲を育てることにつながる。

社会貢献活動

 
思春期の子どもとの付き合い方
【講師】  若者支援事業HARVEST 【対象:一般】  2006年
不登校・引きこもりへの理解と対応
【講師】  若者支援事業HARVEST 【対象:一般】  2006年
精神医学
【講師】  有限会社ヒューマン・ギルド 【対象:一般】  2007年
コミュニケーションを学ぶ
【講師】  東大和市立第三中学校 【対象:生徒】  2007年
発達障害の理解と対応
【講師】  神奈川県立津久井高等学校 【対象:教職員】  2009年