共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年8月 - 2016年3月

造血器腫瘍におけるSETBP1変異体の機能解析と治療応用

日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

課題番号
26893051
体系的課題番号
JP26893051
配分額
(総額)
2,990,000円
(直接経費)
2,300,000円
(間接経費)
690,000円

骨髄異形成症候群(MDS)は予後不良な疾患であり急性骨髄性白血病(AML)に形質転換する。申請者はASXL1変異体を用いたMDSモデルマウスを用いてSETBP1遺伝子変異を獲得することで形質転換することを多岐にわたる実験により明らかとした。SETBP1変異はMDS検体においてASXL1変異MDSと有意に共存する予後不良因子であり、アポトーシス抑制・分化抑制に作用した。ASXL1変異/SETBP1変異双方を発現したマウスモデルではMDSではなくAMLを惹起し、そのメカニズムとしてPP2Aの抑制、HOAX遺伝子の発現誘導、TGFβシグナルの抑制の3つが複合的に関与していることを示した。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26893051/26893051seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26893051
ID情報
  • 課題番号 : 26893051
  • 体系的課題番号 : JP26893051