2008年7月
胃の多型性リンパ増殖性疾患で発症したヒト免疫不全ウイルス感染症の1例
診断病理
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- 巻
- 25
- 号
- 3
- 開始ページ
- 192
- 終了ページ
- 195
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本病理学会
症例は40代男性。腹痛を主訴に受診した。内視鏡検査にて胃に潰瘍を伴う多発粘膜下腫瘤を認めた。生検ではCD20,CD30,EBER-1陽性の大型細胞主体のリンパ球浸潤が見られたが、表面マーカー解析ではポリクローナルであった。表在リンパ節生検にて急性ヒト免疫不全ウイルス(HIV)リンパ節炎を認めた。胃病変はHIV感染に対する治療後に縮小し、EBV関連リンパ増殖性疾患と確定した。非典型的な所見を示す胃リンパ腫様病変では免疫不全を背景とするリンパ増殖性疾患を鑑別診断に含める必要がある。(著者抄録)
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- ID情報
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- ISSN : 1345-6431
- 医中誌Web ID : 2008304314