基本情報

所属
南九州大学 教養教育センター 教授

研究者番号
90797359
J-GLOBAL ID
202001021411344715
researchmap会員ID
R000002437

高校の教育現場でサンショウウオやイモリなどの有尾類の研究を行い,学会やJSEC、学生科学賞などの高校生発表会にも積極的に参加してきた。大学に異動後も、地域の高校生に研究室を開放して、科学研究の指導をしている。

2006年から10年間は文部科学省スーパーサイエンス事業(SSH)の企画・運営に取り組み、「女子生徒の理系進学の基盤を作る生命科学コースの開発」を課題に掲げて,女子校に「生命科学コース」を開設して,女子教育プログラムを構築した。科学課題研究と自然体験を重視した生物学を中心とした教育プログラムを開発し,他の女子校でも役立てることができる教育モデルになっている。文部科学省のSSH事業の中間ヒヤリングでも1期,2期ともに最高位の評価を受けている。

2009年から全国から女子中高生が科学研究を通して交流するイベントとして,「集まれ理系女子!女子生徒による科学研究発表交流会」を立ち上げた。女子生徒のリーダーシップの養成と将来のロールモデルとの遭遇の色合いを濃くするために「女性だけが発表者」という設定で、女性研究者にも高校生と並んでポスター発表するというのが特徴である。最初は地元の中国地区(福山市)で開催したが,全国の女子生徒に交流の場を提供するという方針で,2014年度は京都大学,2015年度は慶應義塾大学,2016年度・2017年度・2018年度は学習院大学、2019年度は早稲田大学で開催した。2020年度からコロナの影響でZOOMでの交流会に形式を変えて運営した。また、両生類を研究材料にしている高校生の研究発表交流会として高校生両生類サミット(ZOOM形式・日本両棲類研究所後援)を2020年度から運営している。

教育実践の取り組みが評価され,2007年に「生物学の研究成果及び文部科学省SSH指定の功績」で福武教育振興財団の谷口澄夫教育奨励賞,2008年に岡山市ESD・環境活動発表交流会の発表で女性の視点で“命”を大切に楽しみな科学の未来賞,2014年に「女子生徒の理系進学の基盤を作る生命科学コースの開発」で平成基礎科学財団の小柴昌俊科学教育賞,高校生バイオサミットで優秀指導者賞,2015年に「有尾類の繁殖の研究を通して発見の喜びを伝える(女子生徒理系進学支援と希少野生生物保護に役立てる)」で読売教育賞(理科教育部門)優秀賞を受賞した。また、2017年には、日本動物学会から動物学教育賞(「動物科学」を中心に据えた女子生徒の理系進学支援の教育プログラム開発と実践)、読売教育賞カリキュラム・学校づくり最優秀賞(「科学課題研究」を中心に据えた女子の理系進学支援教育プログラムの開発)を受賞している。

性教育→環境教育→ESD→SSH事業にいたる教育実践のテーマの変遷の底流には,有尾両生類(イモリとサンショウウオ)を約30年間以上継続して飼育してきた歴史がある。女子校の教員として着任してすぐに取り組んだのが生命倫理教育・性教育であり,命の大切さを教える教材とて有尾両生類を利用した。約20年間取り組んだ「環境教育と性教育の実践」の功績で1997年に元岡山県教育長を記念した岡山県教育共済会野崎教育賞を受賞している。また,2016年に岡山県私立学校協会から私学功労者賞も受賞している。2016年12月から2021年3月まで、南九州大学で理科教育研究室を運営し、中学校、高等学校の理科教員の養成に取り組んだ。2020年度から現在まで、宮崎大学農学部工学部の理科教育法を担当している。

研究面では,高校生の課題研究を指導し,高校生と共に国内の発表会や学会だけでなく,2015年はマレーシアUTHM大学主催のInternational Conference on Biodiversity2015(ポスター賞を受賞),2016年は中国杭州で開催されたWCH8と沖縄で開催された国際動物学会などの海外の発表会にも参加した。

現在、女子高生の科学課題研究推進の任務で、山脇学園サイエンスアイランド研究室室長として、生徒及び理科教員の指導にあたっている。


受賞

  9

論文

  38

MISC

  35

書籍等出版物

  10

講演・口頭発表等

  49

担当経験のある科目(授業)

  11

所属学協会

  3

共同研究・競争的資金等の研究課題

  19

社会貢献活動

  78

メディア報道

  102