2012年4月 - 2014年3月
新規NASH動物モデルを用いた肝再生機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
日本においても近年、生活様式の欧米化から非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の患者が増加しており、社会的にも問題となっている。本研究では新規のNASH動物モデルを用いて、正常肝とNASH肝の再生メカニズムの違いを明らかにすることを目的とした。二種類の新規NASHモデルマウス候補を長期にわたり検討した結果、野生型マウスへのコリン欠乏アミノ酸制限食食餌モデルがNASHモデルとして妥当であることが示された。このNASHモデルマウスを用いて70%肝切除を施行したところ正常肝と比較しNASH肝では顕著に肝再生が障害され、新たな血球細胞の関与も示唆された。
- ID情報
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- 課題番号 : 24791401
- 体系的課題番号 : JP24791401