2017年6月 - 2019年3月
分子間インタラクションに基づく細菌種に特異的な創薬基盤の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽)
多彩なの疾患を引き起こす重要な病原体であるA群レンサ球菌は、ヘム獲得システムに関与するタンパク質をコードするsia遺伝子クラスターを保有している。鉄獲得は、本菌の病原性発揮に重要であるが、有効なヘム転移の分子機構は解明されていないままである。本研究ではヘムとレンサ球菌ヘムタンパク質受容体(Shr)およびレンサ球菌ヘム結合蛋白質(Shp)の各ドメインとの間の相互作用の解析を行った。 本研究で明らかとなった速度論的および熱力学的分析は、この系内での効果的なヘム移動が親和性に基づく移動だけでなく結合駆動力の差によっても達成されることを示唆した。
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- 課題番号 : 17K19552
- 体系的課題番号 : JP17K19552