2016年4月 - 2019年3月
シェーグレン症候群におけるHTLV-Iの作用点と分子機序を解明する多角的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
抗HTLV-1抗体陽性シェーグレン症候群(SS)唾液腺におけるtax/HBZとNF-kappa B/Foxp3蛋白発現を免疫組織学的に比較検討した。SS組織では浸潤単核球と導管両方にHBZとtax発現を認めたが、HAMSSの浸潤単核球にはtax優位の発現がみられた。キャリアSSでは浸潤単核球・導管共にHBZと少量のtaxが発現していたが、抗HTLV-I抗体陰性SSではHBZ/tax共に発現はごく軽度であった。Foxp3はATL MNCsで17.2%と有意な発現を認めHAMSSでの発現も10.4%と陰性群より高値であった。HAMSSでのtaxの優位発現とFoxp3の発現の偏りが特徴的であった。
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- 課題番号 : 16K09899
- 体系的課題番号 : JP16K09899