論文

査読有り
2019年

UAVリモートセンシングに基づく農家圃場におけるダイズ湿害の評価:―2017年仙台沿岸部における観測例―

日本作物學會紀事
  • 山本 修平
  • ,
  • 本間 香貴
  • ,
  • 橋本 直之
  • ,
  • 牧 雅康

88
1
開始ページ
48
終了ページ
49
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.1626/jcs.88.48
出版者・発行元
日本作物学会

<p>UAV(Unmanned Aerial Vehicle,通称ドローン) を用いてダイズ農家圃場を観測し,湿害評価を試みた.2017年は7月末から8月末にかけて天候不順となり,土壌体積含水率の高い地点では葉色(SPAD値)が低下し,収量が低下する湿害が観察された.UAVによるマルチスペクトル画像を解析したところ,GNDVI(Green Normalized Difference Vegetation Index)を説明変数とすることにより,SPAD値および収量に対して有意な回帰式が得られた.以上のことよりUAVを用いたリモートセンシングにより湿害の把握が可能と考えられたが,量的な評価のためには閾値の設定や,経時的な推移に基づく指標化が必要と考えられた.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1626/jcs.88.48
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007594962
ID情報
  • DOI : 10.1626/jcs.88.48
  • ISSN : 0011-1848
  • CiNii Articles ID : 130007594962

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