2014年8月10日
早期に診断・治療し得た肺梗塞の1例
新潟医学会雑誌
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- 巻
- 128
- 号
- 8
- 開始ページ
- 397
- 終了ページ
- 402
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟医学会
症例は79歳、男性。右背部痛と血痰を主訴に当科を受診した。胸部CT検査で右下葉末梢に不整な浸潤影と少量の胸水を認めた。造影CT検査で浸潤影の領域を支配する右肺動脈区域枝と右膝窩静脈に造影欠損を認めたため、急性肺血栓塞栓症、肺梗塞および深部静脈血栓症と診断した。抗凝固療法の開始により、肺動脈および下肢静脈内の血栓は消失し、右下葉胸膜下の浸潤影も縮小した。肺梗塞の早期診断・治療には、造影CT検査を積極的に行うことが重要と考えられた。(著者抄録)
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0029-0440
- 医中誌Web ID : 2015108517
- J-Global ID : 201502291745062877