MISC

2012年12月

軽度蛋白尿で診断に時間を要したネフローゼ症候群の1例

越谷市立病院病院年報
  • 池田 奈帆
  • ,
  • 木下 恵司
  • ,
  • 西野 幸恵
  • ,
  • 中澤 ゆかり
  • ,
  • 李 翼
  • ,
  • 新妻 隆弘
  • ,
  • 染谷 朋之介
  • ,
  • 清水 俊明

36
開始ページ
95
終了ページ
97
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
越谷市立病院

7歳女児。3ヵ月にわたり低蛋白血症と軽度蛋白尿が遷延し、浮腫が出現したため入院した。血圧119/71mmHg、上眼瞼および下腿に浮腫を認め、生化学検査では総蛋白4.9g/dl、アルブミン1.9g/dl、総コレステロール320mg/dlであり軽度尿蛋白を認めたが、ネフローゼ症候群の診断基準は満たさなかった。低蛋白血症の原因検索として蛋白漏出性胃腸症は否定的であったが、入院中に連日施行した尿検査において尿蛋白量の増加を認め、ネフローゼ症候群と診断された。Selectivity Index0.006のためプレドニゾロン(PSL)・alfacalcidol・famotidine・enalapril meleateで治療を開始し、5日目に尿蛋白の陰性化を確認した。以後5ヵ月再発なく経過良好でPSLを減量し外来管理している。

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