高温ガス炉の研究開発とHTTR運転再開への取り組み
日本原子力学会2022年春の年会
- 開催年月日
- 2022年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 神戸(online)
- 国・地域
- 日本
高温ガス炉は優れた固有の安全性を有し、多様な熱利用が可能な原子炉である。原子力機構ではHTTRを用いた高温ガス炉の研究開発を進めているが、東日本大震災以降、新規制基準への適合性確認のため、長期間運転を停止していた。2020年に原子力規制庁から許可を取得し、必要な安全対策を施した後、2021年7月に運転を再開した。2022年からHTTRを用いた安全性実証試験を再開するとともに、グリーン成長戦略に示されたHTTRを用いたカーボンフリー水素製造に必要な技術開発を進めるためにHTTR-熱利用試験を計画し、2030年までに水素製造を実証することを目指している。