2021年3月
T91鋼の切削加工によるADSビーム窓小型模型の製作
JAEA-Technology 2020-026
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- 巻
- 号
- 2020-026
- 開始ページ
- 59
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
- DOI
- 10.11484/jaea-technology-2020-026
日本原子力研究開発機構では放射性廃棄物処理の負担軽減を目指した分離変換技術開発の一環として、加速器駆動型核変換システム(ADS)の設計検討を行っている。ADS特有の構成要素であるビーム窓の材料にはT91鋼を使用し、その形状は薄肉の半球殻を想定している。しかしながら、このような薄肉の構造物がT91鋼から製作可能であるかについては、これまで検討を行ってこなかった。そこで本検討では、1/4スケールのADSビーム窓小型模型をT91鋼の切削加工によって製作し、工程,製作精度そして形状測定方法についての検討を行った。その結果、実機ADSビーム窓の製作上推測される設計形状との誤差は5\%程度であり、この加工誤差による構造強度への影響は十分小さいことが分かった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11484/jaea-technology-2020-026
- J-Global ID : 202102284435411484