2019年7月
投球障害肩における上腕三頭筋長頭周辺の組織弾性ならびに可動域との関係
第31回日本整形外科超音波学会
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 口頭発表(一般)
- 開催地
- 愛知県名古屋市
肩関節下方安定組織である上腕三頭筋長頭(LHT)と大円筋(TMj)および小円筋(Tmi)の組織弾性について、肩関節挙上角度との関係から運動療法を提案した。投球側と非投球側の肩甲骨面挙上100°におけるLHTとTMj間、LHTとTmi間、LHTと関節包間の組織弾性を比較した。LHTとTmi間、LHTと関節包間の組織弾性は非投球側に対して有意に高値を示し、肩関節屈曲、水平屈曲、90°屈曲位における内旋角度との関係に負の相関を示した。投球障害肩においては、下方から後下方の組織弾性が高値を示す特徴があり、同組織に対する運動療法が重要と考えた。