2019年12月
栄養を中心としたリハビリテーション関連職種の多職種連携実態調査の報告-リハビリ職と栄養士・管理栄養士の「相談期待意識」について-
岐阜県理学療法士会学術誌
- 巻
- 号
- 24
- 開始ページ
- 157
- 終了ページ
- 160
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
リハビリ職と栄養士職の連携を深めるために相互の業務における相談意識を調査した.対象は,県内の理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,計348名と栄養士職149名とした.調査方法は,基本属性と相談期待意識の有無で,日頃の活動中に相談したいと思ったことがあるかを問う設問である.栄養士職とリハビリ職相互の相談意識が高く,運動を処方するにあたり,適切な栄養摂取が不可欠である認識によると考えた.セラピストの臨床経験が長いほど相談頻度を向上させた.多職種の連携を深めるために,互いの専門性の理解が必要と考えた.