2019年6月
肩サポーターによる腕神経叢の弛緩効果について‐shear wave elastographyを用いた検討‐
日本整形外科超音波学会会誌
- 巻
- 30
- 号
- 1
- 開始ページ
- 50
- 終了ページ
- 55
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
腕神経叢牽引症状の装具療法に熊本大学敷肩甲骨装具があり、肩甲骨の内転位を保持することで腕神経叢の弛緩を得ることを目的としている。肩甲骨の内転位によって疼痛誘発されたり、不快感を伴う症例では装着が困難である。そこで肩甲上腕関節部を保持する三角筋ストラップを装備し、肩甲骨の内転位を誘導できるよう製作した。腕神経叢に加わる牽引刺激を軽減することが目的であり、shear wave elastographyを用いて腕神経叢の組織弾性を計測した。未装着時、未装着牽引時、装着時、装着牽引時で比較した。未装着牽引時に比して装着牽引時に効果を発揮した。