MISC

2008年5月22日

複数残響特性下の音声を単一モデル学習に用いた未知残響環境に頑健な音声認識の検討(福祉と音声処理,一般)

電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
  • 西亀健太
  • ,
  • 渡部晋治
  • ,
  • 西本卓也
  • ,
  • 小野順貴
  • ,
  • 嵯峨山茂樹

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43
終了ページ
48
出版者・発行元
社団法人電子情報通信学会

残響環境下では音声認識性能は著しく著しく劣化する.これに対し,人工残響インパルス応答をクリーン音声に畳み込んで学習することで,認識率が向上することが知られている.しかし,どのような残響インパルス応答を畳み込んで学習すべきか,という点に関しては十分に議論がなされていない.本研究では,人工残響インパルス応答の残響時間パラメータと認識率の関係を残響音声認識評価基盤(CENSREC-4)を用いて詳細に調べ,認識率が大きく変わる残響時間パラメータの範囲がテスト環境より短い残響時間に分布していることを述べる.また,その範囲に基づいて人工残響インパルス応答を選択しマルチコンディション学習を行うことが,未知残響環境に対して頑健な音声認識であることを示す.

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006881053
ID情報
  • ISSN : 0913-5685
  • CiNii Articles ID : 110006881053

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