種々の作業環境模擬中性子校正場における中性子線量計の標準校正法の検討
六ヶ所・核燃料サイクルセミナー; 核燃料サイクル研究開発の現状
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- 開催年月日
- 2016年8月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 六ヶ所
- 国・地域
- 日本
様々な作業環境模擬中性子校正場において中性子線量計の特性試験を行い、これらを校正するための標準的な手法の確立・具体化のための検討を行った。MOX燃料施設のように、1MeV以上の領域に中性子フルエンス分布を有する校正場においては、レスポンスの値は中性子スペクトルの形状に大きく依存せず、1.0$\pm$0.3の範囲に収まることが分かった。また、機種ごとに中性子場の平均エネルギーの一次関数で補正することで、レスポンスは1.0$\pm$0.1と改善された。一方で、輸送キャスクの周辺のように、1MeV以上の領域に中性子フルエンス分布を有さない中性子場においては、サーベイメータによって応答の傾向が大きく異なり、2倍以上の過大評価、又は1/3以下の過小評価をするものがあり、用途に応じて特別の校正をする必要がある。