2022年10月
地盤の非線形性が開削トンネルの地震時ひずみ伝達率に及ぼす影響に関する実験的検討
土木学会論文集A1(構造・地震工学)地震工学論文集第41巻(論文)
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- 巻
- 78
- 号
- 4
- 開始ページ
- I_613
- 終了ページ
- I_623
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejseee.78.4_i_613
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
開削トンネルの設計では,構造物(函体)と周辺地盤との相互作用を適切に評価する必要があり,特に地震時のひずみ伝達率(函体のせん断ひずみγs/地盤のせん断ひずみγg)については,周辺地盤と函体のせん断剛性比(Gg/Gs)が主要なパラメータになるが,それらの関係に及ぼす地盤の非線形性の影響については明らかになっていない.本研究では,地盤の非線形性を再現できるアルミ棒積層体を用いて,函体剛性をパラメータとした小型せん断土槽による模型実験を行った.実験結果と弾性FEM解析を比較した結果,地震時のひずみ伝達率に及ぼす地盤の非線形性の影響は,せん断剛性比が大きい条件では地盤を等価線形剛性でモデル化することで評価可能であることが確認された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejseee.78.4_i_613
- eISSN : 2185-4653
- CiNii Research ID : 1390293655510231680