1999年7月
甘藷焼酎蒸留粕の有効利用に関する研究-蘇生紙作製とその物理・力学的性質-
廃棄物学会論文誌第10巻4号 pp.204-213.
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- 巻
- 10
- 号
- 4
- 開始ページ
- 204
- 終了ページ
- 213
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.3985/jswme.10.204
- 出版者・発行元
- Japan Society of Material Cycles and Waste Management
焼酎蒸留粕の陸上での処理法は主に肥料化(農地還元)・飼料化等の資源化と焼却等のプラント処理に大別されるが、2001年の海洋投棄禁止に向けて、焼却などのプラント処理の占める割合が年々増加する傾向にある。本研究では、焼酎蒸留粕の中で特に処理に困窮している甘藷焼酎蒸留粕に、有効利用法の確立が今尚不十分である新聞古紙を添加し、中・低品位の蘇生紙を作製することを試みた。その結果、載荷圧力0.55〜2.87kPaのもと、新聞紙の混合比1%〜7%において蘇生紙を作製することができた。特に、圧力0.55kPa、新聞紙の混合比7%では焼酎蒸留粕を蘇生紙内に完全保持することが判明した。また、各条件により作製した蘇生紙の物理・力学的性質についても明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3985/jswme.10.204
- ISSN : 1883-1648
- CiNii Articles ID : 10009870140
- CiNii Books ID : AN10414685