2018年9月
チューブ発声時の皮膚振動を利用したバイオフィードバックシステムの開発と効果の検討
音声言語医学
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- 巻
- 59
- 号
- 4
- 開始ページ
- 334
- 終了ページ
- 341
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.5112/jjlp.59.334
音声訓練に用いられるチューブ発声は,口唇周辺部の皮膚振動感覚が重要なフィードバック要素とされている.しかしながら,チューブ発声時の皮膚振動を客観的に計測してフィードバックできる方法はまだない.そこで,本研究では,チューブ発声時の上口唇皮膚部の皮膚振動について,加速度センサを用いた計測を行い,その計測値を利用したバイオフィードバック(BF)システムを開発した.非音声障害者を対象に,上口唇皮膚部の皮膚振動をより大きくすることを意識させたチューブ発声50回を行い,BFあり条件とBFなし条件の2条件で,主観的評価と客観的評価の経時的変化について検討した.その結果,BFあり条件では,主観的評価にも客観的評価にも有意な経時的変化が認められた.客観的指標に基づいたBFシステムを用いた音声訓練の意義や可能性が示唆された.
- リンク情報
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- DOI
- https://doi.org/10.5112/jjlp.59.334 本文へのリンクあり
- ID情報
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- DOI : 10.5112/jjlp.59.334