基本情報

所属
大阪大学 外国語学部 非常勤講師
自治医科大学 総合教育部門 客員研究員
学位
Dr. phil. des.(テュービンゲン大学)

研究者番号
30896329
J-GLOBAL ID
201101097366051007
researchmap会員ID
B000219011

外部リンク

中世~初期近代イスラム圏の知の歴史。知、実在、モノ、天。

博論:14-15 世紀の中東と中央アジアで活動したイブン=アラビー派神学者たちがポスト・アヴィセンナ期の哲学をいかに受容したかを分析したもの。出版に向けて改訂作業中。

現在の研究課題:13-15 世紀のイスラム教徒による「自然」探究の実態を、とりわけ天をめぐる諸議論に焦点を当てて検討する。分析対象は、広義の「神学」諸著(哲学、教義神学、イブン=アラビー派、オカルト諸学を含む)。全体は個々のテーマに応じて、以下の 4 つのサブプロジェクトからなる。(1)天文学=哲学と教義神学の関係性についての調査:当時、両陣営のあいだで戦わされていた「天界の秩序」と神観をめぐる論争に焦点を当て、特に後者の教義神学の側が天文学・哲学批判の文脈でどの程度、占星術・星辰魔術の伝統を受容していたか検証する。これは必然的に、13 世紀以後のイスラム圏における驚異・奇蹟・魔術の関係史の記述にも直結する。(2)イブン=アラビー派のコスモロジーにおける「オカルト」の排斥と再生の調査:13-15 世紀にかけてイブン=アラビー派内部で起こっていたとみられるオカルト知(特に占星術・数秘術・錬金術)への反応の推移を記述する。またこれを博論の調査結果と掛け合わせ、後者の増補改訂を進める。(3)西欧との「魔術的知」の交流史の調査:関連分野の専門家たちと共同で、初期アラビア魔術(9 世紀)が後世のイスラム圏と西欧でどう受容されたかを、両地域間の知的相互交流に焦点を当てて検証する(科研課題)。(4)注釈の技法にかんする情報の収集・整理をつうじて、当時のアラビア語・ペルシア語圏の学問実践において支配的だった「注釈」という営為の正当な評価方法を模索する。

その他の関心:(1)同時代のキリスト教徒との知的交流全般。(2)東洋学の歴史。


主要な経歴

  14

論文

  6

MISC

  3

講演・口頭発表等

  20

共同研究・競争的資金等の研究課題

  3

社会貢献活動

  7