2011年4月 - 2014年3月
近現代日本の宗教とナショナリズム―国家神道論を軸にした学際的総合検討の試み―
日本学術振興会 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 23520079
- 体系的課題番号
- JP23520079
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 5,330,000円
- (直接経費)
- 4,100,000円
- (間接経費)
- 1,230,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本年度においては、近現代日本の宗教とナショナリズムに関する先行研究の知見を踏まえ、論点を摘出し、最終年度に向けた研究成果とりまとめの方向性を確定させるために、計6回の研究会を開催した。各研究会はそれぞれ、第6回近現代日本の宗教とナショナリズム研究会(6月23日、CIC東京)、第12回神社と「公共空間」研究会(科研費研究22520063「帝都東京における神社境内と「公共空間」に関する基礎的研究」との共催研究会、8月4日、京都府立総合資料館)第7回近現代日本の宗教とナショナリズム研究会(9月10日、関西学院大学大阪梅田キャンパス)第8回近現代日本の宗教とナショナリズム研究会(10月6日、國學院大学渋谷キャンパス)第9回近現代日本の宗教とナショナリズム研究会(12月1日、京都府立総合資料館)第10回近現代日本の宗教とナショナリズム研究会(平成25年3月16日、CIC東京)である。その際、学際的な視点を強く意識した本研究の性格上、当科研費研究メンバー以外の研究者による参加を呼びかけ、実際、多くのメンバー外研究者による研究報告や学際的な視点に立った質疑などがなされ、研究課題の深化に資することができた。研究会においては、学際性を意識した研究の「場」を広げられたこと、「国家神道」に関する論点の広がりを整理確認できたこと、「ファシズム期」日本の宗教と国家に対する研究状況と研究課題を整理確認できたこと、最終年度に向けて「「国家神道」に関する研究のかみ合わなさ」を考察することが重要であるという視点の共有がなされたこと等が主たる成果であると考えられる。研究会などにおける議論を踏まえ、本年度においては、別記の通り、研究代表者・分担者・協力者により、雑誌論文4点、図書(分担執筆)2点が成果として公表されたほか、中間報告的な位置づけとして日本宗教学会第71回学術大会にてパネル報告を行った。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 23520079
- 体系的課題番号 : JP23520079
この研究課題の成果一覧
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書籍等出版物
2-
弘文堂 2020年2月 (ISBN: 9784335160974)
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弘文堂 2019年9月 (ISBN: 9784335160950)