2010年4月 - 2015年3月
考古資料に基づく旧人・新人の学習行動の実証的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
主として二つの成果があった。一つは、最新の考古学的知見を収集・整理して新人がアフリカを出てユーラシアに拡散した年代や経緯、そしてネアンデルタール人と置き換わっていった過程をできるかぎり詳細に跡づけたことである。もう一つの成果は、脳機能の違いに基づく学習能力差が両者の交替劇につながったのではないかという「学習仮説」を考古学的観点から検証したことである。従来、強調されてきた生得的な能力差だけでなく、歴史的に形成された社会環境の違いが、学習行動ひいては適応能力に大きく作用していた可能性を指摘した。
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- 課題番号 : 22101002
- 体系的課題番号 : JP22101002
この研究課題の成果一覧
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論文
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考古資料に基づく旧人・新人の学習行動の実証的研究―「交替劇」A01班2014年度研究報告― 5 35-46 2015年3月
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考古資料に基づく旧人・新人の学習行動の実証的研究―「交替劇」A01班2012年度研究報告― 3 27-37 2013年3月