基本情報

所属
東京大学 大学院総合文化研究科 言語情報科学専攻 学術研究員
学位
学士(2013年5月 Wheaton College (in MA))
修士(学術)(2017年3月 東京大学大学院総合文化研究科)
博士(学術)(2020年3月 東京大学大学院総合文化研究科)

研究者番号
30965025
J-GLOBAL ID
201801004658576163
researchmap会員ID
B000293789

歴史学・言語学・メディア研究・文学研究を有機的に融合する学際的研究姿勢をもって、「GHQによる日本占領」の実態を調査し、分析し、新たな知見を見出す研究活動を行っている。研究者のみならず社会一般の人々が今日共有する、および未来に共有するであろう問題意識と関連付けながら、過去の「占領」に意味を与え返すことを試みている。

 

具体的な研究テーマは以下のとおり。
[1] 「NHKアーカイブス学術利用トライアル」の支援によるラジオ音源の書き起こし、および関連一次史料の発掘を通じて、占領期日本におけるラジオ放送の実態を解明する(特に、『真相はこうだ』・『真相箱』・『質問箱』・『街頭録音』)。
[2] ラジオ放送資料のみならず、雑誌・文学作品にも目を向け、占領下の民衆のラジオ聴取体験から「GHQによる日本占領」を問いただす。多様な資料を照らし合わせて批判的分析を行うことにより、新たなラジオ史を描き出す(特に、太宰治・田村泰次郎・井上ひさし)。
[3] 「NHKアーカイブス」などデジタル・アーカイブの活用法を模索し、占領期メディア研究の現代メディア研究への発展的応用、学術研究に捉われない学校・家庭教育への実践的還元を目指す。

[4] 権力者が大衆を操作する、いわゆるプロパガンダ分析にとどまらず、大衆の権力者に対する対抗言説も分析できる批判的談話研究(Critical Discourse Studies )という言語学的アプローチの彫琢と実践を行う。権力者と大衆の拮抗に光を当てることで、社会的弱者の真なる声に迫ることを試みている。


書籍等出版物

  4

論文

  18

MISC

  7

講演・口頭発表等

  21

所属学協会

  9

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

Works(作品等)

  2

学術貢献活動

  2

社会貢献活動

  9

その他

  5

メディア報道

  14