著者らが所属する病棟看護師361名を対象に、低栄養患者の栄養管理に関する意識とその介入行動を問うアンケート調査を行い、回答の得られた301名(83%)の調査結果を分析した。1)低栄養患者に対する看護師の意識については、看護介入の必要性に対する意識の違い(高低)および知識不足に対する意識の違い(高低)は実際の介護行動に影響することが示唆された。2)多重ロジステック回帰分析では、介入行動に有意に影響を与える因子として、看護介入の必要性について意識が高いこと、栄養管理について医師と十分に連携が取れているという意識が高いことが挙げられた。