2004年
コスト・ロスモデルを用いたアンサンブル波浪予測の利用
海岸工学論文集
- ,
- 巻
- 51
- 号
- 開始ページ
- 216
- 終了ページ
- 220
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/proce1989.51.216
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
設定した波高を上回るイベントの予測について, コスト・ロスモデルを用いたアンサンブル波浪予測の利用方法についての検討を行った. 予測に対する対策費用Cと損失Lとの比であるコスト・ロス比C/Lと相対価値Vの関係から, アンサンブル波浪予測を利用する経済的メリットについての検討を実施した. 常時波浪についての予測では, 決定論的波浪予測に対してアンサンブル波浪予測の経済的な優位性は, C/L比が0.5から外れるほど顕著であり, また予測時間が長くなるとその差は顕著になることを明らかにした. また, アンサンブル予測を利用することにより得られる相対価値Vは定論的予測, C/L全域で決のVを上回ることを確認した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/proce1989.51.216
- ISSN : 0916-7897
- CiNii Articles ID : 130003807747