2002年
現地砕波における底質巻き上げの間欠性と流体運動との関係
海岸工学論文集
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- 巻
- 49
- 号
- 開始ページ
- 441
- 終了ページ
- 445
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/proce1989.49.441
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
砕波帯内では砕波による大規模渦が発生し, 複雑な流体運動を形成している.この流体運動は, 底質浮遊しいては地形変化の起因となっていると考えられる.この大規模渦を解明するため, 観測アレイを用いた砕波帯内局所観測を行い流体運動, 浮遊砂濃度の計測を行った.観測データ解析の結果, 流体加速度と乱れ成分は相関が高く, これらと浮遊砂濃度の相関もまた高いことがわかった.また, 流速と流体加速度を用いて移流・巻き上げの双方を含んでいる浮遊砂濃度から巻き上げによるものの選定を行った.これより, 巻き上げの時間的・空間的間欠性が示されたと共に, 浮遊砂の供給源である巻き上げイベントをある程度特定することができた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/proce1989.49.441
- ISSN : 0916-7897
- CiNii Articles ID : 130003807500