2015年1月
気候変動に伴う最大クラス台風経路と高潮偏差および再現期間の推定 -伊勢湾における検討-
土木学会論文集B2(海岸工学)
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- 巻
- 71
- 号
- 2
- 開始ページ
- I_1513
- 終了ページ
- I_1518
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/kaigan.71.i_1513
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
気候変動に伴い,様々な影響が予測される中,沿岸部にとっても,海面上昇だけでなく,波浪特性の変化や台風特性などの変化が想定され,それらによる影響評価が重要な課題となってきている.本研究では伊勢湾台風を対象に,台風の将来変化が高潮災害に及ぼす影響を評価し,その再現期間を推定した.高潮発生要因である台風強度と経路を変化させて,伊勢湾台風ベースの最悪経路および台風強度増加による高潮偏差の算定を行った.さらに,確率台風モデルを用いて,最大クラス群の台風の再現期間を推定した.将来気候条件下において,伊勢湾台風が最悪経路を通った場合,名古屋港における最大高潮偏差は伊勢湾台風の経路により観測された高潮偏差より1.5m高く,その再現期間は約430年であることが示された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/kaigan.71.i_1513
- ISSN : 1884-2399
- CiNii Articles ID : 130005109387