2015年4月 - 2020年3月
看護実践における革新的看護技術の普及戦略モデルの構築と評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
5年の研究計画の4年目であった。これまで看護技術の普及課程の概念分析、革新的看護技術の普及に関する研究論文の文献検討、実際に革新的看護技術の普及を行った成功事例をもつ医療施設へのインタビュー調査をこれまで行ってきた。4年目になる本年度は、インタビュー調査結果の分析を行った。
研究方法は、北日本、東日本、西日本の各地域の病院で、エビデンスの高い看護技術が普及している病院を3~4病院選定した。各医療施設から紹介された看護管理者および臨床看護師を対象に半構成的面接調査を行った。分析方法は、逐語録を作成後、エビデンスの高い看護技術を普及させるために行った言動、考え、体験内容などを、意味のあるまとまりごとに切片化し、コード化した。コード化したデータを繰り返し読み、類似性や差異性などに注目して比較し、同じ内容を表しているコードを集め、その内容を表す普及の要素としてサブカテゴリー化、カテゴリー化を行った。
結果、8施設(平均病床数683.3床、range:100~1435床)、28名(看護管理者10名、臨床看護師18名)から回答を得た。結果、普及の影響要因として57のサブカテゴリー、6のカテゴリーが抽出された。エビデンスの高い看護技術への印象】によって、その技術が臨床現場に導入されるか否かに影響する。そして、その看護技術を取り入れ、定着させることができるかどうかは【推進する看護師の態度】、【推進する看護師の行動】が重要となる。加えて【採用単位の組織的要素】、【看護以外の力】も普及に影響していた。【普及の効果】が認められるかどうかによって、エビデンスの高い看護技術がその臨床現場に定着するか否かに影響していた。
加えて普及を行うためのホームページも開設し、ホームページを通して背面開放座位などの革新的看護技術の普及にも努めた。今後は、革新的看護技術に対する普及戦略モデルを構築する予定である。
研究方法は、北日本、東日本、西日本の各地域の病院で、エビデンスの高い看護技術が普及している病院を3~4病院選定した。各医療施設から紹介された看護管理者および臨床看護師を対象に半構成的面接調査を行った。分析方法は、逐語録を作成後、エビデンスの高い看護技術を普及させるために行った言動、考え、体験内容などを、意味のあるまとまりごとに切片化し、コード化した。コード化したデータを繰り返し読み、類似性や差異性などに注目して比較し、同じ内容を表しているコードを集め、その内容を表す普及の要素としてサブカテゴリー化、カテゴリー化を行った。
結果、8施設(平均病床数683.3床、range:100~1435床)、28名(看護管理者10名、臨床看護師18名)から回答を得た。結果、普及の影響要因として57のサブカテゴリー、6のカテゴリーが抽出された。エビデンスの高い看護技術への印象】によって、その技術が臨床現場に導入されるか否かに影響する。そして、その看護技術を取り入れ、定着させることができるかどうかは【推進する看護師の態度】、【推進する看護師の行動】が重要となる。加えて【採用単位の組織的要素】、【看護以外の力】も普及に影響していた。【普及の効果】が認められるかどうかによって、エビデンスの高い看護技術がその臨床現場に定着するか否かに影響していた。
加えて普及を行うためのホームページも開設し、ホームページを通して背面開放座位などの革新的看護技術の普及にも努めた。今後は、革新的看護技術に対する普及戦略モデルを構築する予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 15H05072
- 体系的課題番号 : JP15H05072
この研究課題の成果一覧
絞り込み
MISC
1-
日本ヒューマンケア科学会誌 14(1) 62-66 2021年 招待有り筆頭著者
講演・口頭発表等
5-
日本ニューマンケア科学学会第13回学術集会 2020年12月19日 招待有り
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第40回日本看護科学学会学術集会 2020年12月12日
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STROKE2020 2020年8月24日 招待有り
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日本看護技術学会第18回学術集会 2019年9月8日
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日本看護技術学会第16回学術集会 2017年10月15日